ソフトウェア業界とは

ソフトウェア業界とは、コンピュータ上で動作するソフトウェアを作る業界です。 多くはソフトウェアを新たに設計して作る、いわゆる開発を行うのですが、既存のソフトウェアが正常に動くように修正を加える仕事もあります。 一般的に前者は最新の技術をもって開発しますが、後者は従来の技術や旧来の技術で開発を行うことがあります。 どちらとも必要とされる仕事ですが、できれば新しい技術に触れたいというのが私たちシステムエンジニアの希望です。 会社の命令には逆らえませんが、昭和の技術で現代を語ることはできません。 だから会社は規模ではなく、仕事の内容で選ばなければならないのです。

ソフトウェア業界の仕事を分類すると、だいたい次の3つになります。 各分類の詳しい説明は、以下にのべます。

  • 技術力が不足しているプロジェクトにエンジニアを送ってソフトウェアを作る(SES)
  • お客様の代わりにソフトウェアを作る(受託開発)
  • 自社の製品としてソフトウェアを作る(自社開発)
  • このほかに情シス(じょうしす)というものがあります。 「情報システム部門」の略称で、企業のITインフラ、社内システム、パソコン・セキュリティ機器の管理・運用を行う部署です。 ソフトウェア開発ではなく、主な役割は社内の業務効率化、IT戦略の策定、社内ヘルプデスク(ITトラブル対応)など多岐にわたります。 現代では企業のデジタル競争力を支える重要な役割ですが、ソフトウェアを作りたい方には向いていません。 技術やノウハウも就職した会社固有のものですので、転職すると全く役に立たないというケースも考えられます。 このことから情シスとして就職したら、長く働くことと意識するといいでしょう。

    システム・エンジニアリング・サービス(SES)

    人手が不足しているプロジェクトにエンジニアを送ってソフトウェアを開発することを、システム・エンジニアリング・サービス、通称SES(えす・いー・えす)と言います。 労働時間換算で売り上げとなり、その手軽さから日本のソフトウェア業界では、SES(実質的なエンジニア派遣)が全体の7割になるといいます。
    派遣のイメージが悪いことから、「お客様先で開発する」といいだす企業もあるようですが、自社から出向いて開発を行うものは全て派遣的なSESです。

    SESは、全てが悪い開発手法ではありません。 公共や大型のプロジェクトでは多くのシステムエンジニアが必要となり、管理やセキュリティの保全の観点から、エンジニアを集めて開発することは正しい方法だと考えます。
    その反面エンジニアを必要な時だけ集めて、人手が余れば放出されるという、たらい回しいされる可能性があることは確かです。 特に技術を持たない若年層はたらい回しされる可能性が高く、技術力が伸びなくなる懸念もあります。

    では、若年層のSESはどうしたらいいでしょうか。
    プロジェクトから認められる、そして期待されるような努力をしなければ未来は明るくなりません。 経験者採用を行うと分かるのですが、10年以上もSESで活躍していたのにも関わらず、技術力が20代とあまり変わらないというエンジニアに出会います。 こうなると経験者として評価できないばかりか、まっさらな新卒を入社させて教育したほうがいいという結論に至ります。
    ソフトウェア業界は昔、「35歳定年説」というものがありました。 もしかすると、このようなケースを指しているのかもしれません。

    ティアーズコンピュータでも、SESの案件はあります。 しかし派遣させるのではなく、就労場所が社内で行える仕事を基本的に選んでいます。 その理由は、社外で働く精神的な負担を考えれば、自社内で働く仕事を選んだ方がいいからです。
    また、SESと受託開発を交互に関わることで、エンジニアとしての幅の広さが身に付くような配慮もあります。 利益を高めることは会社としては重要ですが、それ以上にエンジニアの実力を向上させる働き方を考えることも会社の務めです。

    受託開発

    お客様の代わりにソフトウェアを作る仕事を受託開発と言います。 開発したソフトウェアや設計書類はお客様に納品します。 納品して初めて売り上げになるため、開発に費やした時間は評価されず、納品物が全てとなります。
    したがって技術力のあるエンジニアは、一人で1ヶ月に何百万も売り上げます。 逆に技術力がイマイチというエンジニアは、派遣型のシステム・エンジニアリング・サービスの方が稼げることもあります。
    まさに技術力がものを言う世界です。 職人的なシステムエンジニアになりたい方には、もってこいの世界ではないでしょうか。

    仕事(案件)は、自ら営業を行なう必要があります。 開発の失敗や納期遅れは自社で責任を負わなければなりません。 このようなリスクを嫌って、受託開発ができないソフトハウスがあります。 後述となりますが、システム・エンジニアリング・サービスが多いというのは、これが理由ではないでしょうか。

    ティーズコンピュータでは、受託開発を基本としています。 理由は積極的に営業を行なえば、優良な仕事を選んで受注することができるからです。 技術力をつけることで、売上も努力次第です。
    そしてシステム・エンジニアリング・サービスの様に時間で評価されませんので、開発スケジュールはある程度自由になります。 自由なエンジニアリングができるからこそ、仕事と生活のバランスが保て、働くことに楽しさを感じられるのです。

    自社開発

    自社の製品としてソフトウェアを作ることを自社開発と言います。 メーカーといわれる商品を販売している企業の多くは、ソフトウェアを自社開発しています。 システムエンジニア不在や開発に手が回らない場合は、前述の受託開発としてソフトハウスに依頼します。
    さらに大きな開発プロジェクトを持つメーカーでは、ソフトハウスに依頼してエンジニアを派遣していただき、開発を進めます。 SES、受託開発、自社開発はバラバラな開発に思われるでしょうが、実は繋がっています。

    ここではメーカーではなく、ソフトハウスが自社開発する例を紹介します。 まず市場をリサーチして、企画を作ります。 企画が会社に認められたら、開発がスタートします。 自らの考えでソフトウェアを作れますので、エンジニアにとっては夢がある楽しい開発です。

    しかしリスクも多いです。 売れなかった場合や、障害が発生した場合は全て自己責任です。 販売にも営業コストがかかります。 そのため多くのソフトハウスは自社製品を持ちません。

    ティアーズコンピュータでは過去に4つの自社製品を企画・開発し、販売してきました。 注文を受けた時の喜び、お褒めの声など、エンジニアとして喜びを感じた出来事がありました。 これは大学時代の卒業研究や卒業制作、大学院での研究に通ずるものがあります。 学生時代に経験したことが、ソフトウェア業界に入った途端にその経験を活かせないのはもったいないことだと思います。
    できれば多くのエンジニアに自社開発を経験して、自己表現の楽しさを知ってもらいたい。 これからも当社の自己表現というDNAを引き継ぎ、5つ目の商品が生まれることを目指しています。

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